公開日：2024.06.28
更新日：2025.01.17
| 中国を筆頭に勢いが増しているライブコマース市場。日本企業も大手アパレルブランドを中心に続々と導入をはじめ、今後ますます市場規模が高まってくることが予想されます。そこで今回は、ライブコマースの市場規模や事例など初歩的な知識から実装方法など応用的な流れを徹底解説していきます！ |
目次
・さいごに
≪弊社所属ライブコマーサー画像≫
ライブコマースとは？
ライブコマースとは、”ライブ配信”にEコマース”を掛け合わせた最先端のPR手法。オンライン上でのリアルタイムのライブ配信を通じて商品の魅力を伝え、視聴者に購買を促します。配信内で実演販売や着用している様子を伝えられるような、アパレル、コスメ、美容品などの紹介が主で、出演者は社員に限らず委託したインフルエンサーや芸能人などが担当することも。出演者はPR商品とターゲット層を繋ぐ、言わば”ブランドの顔”。絶大な影響力を持つインフルエンサーや芸能人が商品をPRすることで、売上効果が期待できます。また、出演者と視聴者との双方向のコミュニケーションが可能になるのがライブコマースの最大の特徴で、リアルタイムの質問やコメントに答えることによりオンライン上で一度に大多数を相手にした接客が可能になるのが他のPR手法にはない一番の強みです。
ライブコマースの他国／日本の市場規模
ライブコマースが最も盛んな、中国。市場規模は5年間で41倍に増加し、2023年には93兆を超えたと言われています。日本のライブコマースの市場規模は正確に測ることはできませんが、経済産業省が発表した2022年の物販系EC売上は13兆9,997億円でその3％がライブコマースによる購買だと仮定すると、日本のライブコマースの市場規模は4,199億9,100万円と言うことができます。ある調査によると、ライブコマース視聴経験者のうち購買経験がある人は全体の54.8％を占めており、他のPR手法と比較して購買率が非常に高いことがわかります。今後、他国の流れとともに日本でのライブコマースの勢いも増してくることが予想され、市場規模も今の何十倍にも跳ね上がるでしょう。
ライブコマースのメリット
①圧倒的な市場規模によるユーザー需要の高さ
PR手法はSNS投稿から配信にシフトしており、今後数年間で市場規模はさらに拡大するとされています。2026年までにライブコマースの売上が全オンラインショッピングの約20％を占めるのではないかと予想している専門家もいるほどです。市場の動向を踏まえ、SNSユーザーや企業の需要も以前に増して高まっているのが現状です。他社参入率が低い今のうちに、ライブ配信PRに参入してみませんか？
②直接的かつ広範囲な顧客獲得
ある調査によると、ライブ配信の視聴者が実際に商品を購入した割合は約30％にのぼり、これは他の購入方法と比較すると10倍の効果だと言われています。
購入率が高くなるのは、視聴者が実際に使用される商品を見ることによって使用イメージを膨らませることができることによるものだと考えられます◎視聴者がブランド/顧客に対してポジティブな感情を持つきっかけとなるほか、ライブ動画を視聴することで、商品に対する疑問や不安の解消につながり、リピーターとなる確率も増えることが明らかになっています。実際、カナダのある企業はライブ配信後にエンゲージメントが308％急増し、5日間でウェブサイトへの流入数17,000人を記録しました。
また、視聴者は配信を行うインフルエンサーのフォロワーが中心となるため、普段アプローチしていない層へ広範囲にリーチすることができます。ライブコマースは一度のライブ配信で、広範囲かつ大多数のユーザーにアプローチできるほか、ブランドや商品のより深い理解やファン獲得に貢献することができるのです！
③唯一無二のオンラインリアル販売手法
ECサイト上での商品画像のみでの訴求と異なり、ライブ配信はリアルな接客による販売手法が最大の特徴でありメリットです。商品PRの際、コメント機能を通して視聴者の反応をリアルタイムで知ることができるからです。
例えば、化粧品のライブ配信を行う場合、インフルエンサーの顔立ちや肌質、髪色との相性が一目で分かり、自分の使用イメージを膨らませることができます。ライブ配信のコメントは質問やコメントで盛り上がることが多く、「私も○○ちゃんと同じブルべなので、色味合いそう！」「（美容品PRで）乾燥肌にも使えますか？」など寄せられた質問や相談にインフルエンサーが随時答えていき、購入サイト以上の情報を多くの視聴者に伝えることで、ブランド自体の信頼度や親しみやすさに繋げられるのです。視聴者がどのような商品を期待しているか/どのような点に関心をもっているかを素早く捉え、それらを基にした商品開発や販売手法を練ることで、より効果的な販売戦略の実現に繋げることができるでしょう。直接視聴者の声を拾うことができる点は、従来の市場調査に比べてコストがかからず最速で行える効率的な方法です。さらに、配信動画をサイト内に全て組み込むことができるため、ECサイトを訪れたお客様に動画を永続的に視聴していただくことで販促力の強化にも繋げることができます！
また、影響力のあるインフルエンサーや芸能人が商品を直接紹介することで、ブランド/商品の透明性、品質の一定の信頼性にもつなげることができます！
ライブコマースPRはどんな企業／商品と相性が良い？
ここまでの説明で、ライブコマースは動画内で魅力をアピールできる商品と相性が良いことがわかっていただけるのではないでしょうか。つまり、動画内で使用感を試すことができるコスメや美容品、着用感を見ることができるアパレル、製造過程の配信や食レポなどが行える食品などの業態と相性が良いと言えます。上記に挙げたように、大手企業は続々とライブコマースに着手しています。その場合、自社媒体に社員が出演することが多く、ライブ配信の一連の流れは自社で完結します。一方、社名がまだまだ世に広まっていないブランドの場合はインフルエンサーを起用することでブランドや商品の信頼性を上げ、一定の視聴/購買数を獲得することができるでしょう。「自社の商品を動画でPRしたい！」「影響力のあるインフルエンサーの力を借りて、自社商品をPRしたい！」と感じる企業様は今すぐライブコマースでのPRを始めましょう。
一から解説！ライブコマースの導入方法
とは言っても、企業がライブコマースを行うためには一体何から始めたらよいのでしょうか。まず、企業がライブコマースを始めるパターンは、主に2つです。自社のみで行う場合と、外部委託する場合です。”ライブ配信”と一言にいうと配信で商品紹介を行うだけのように感じてしまいがちですが、市場調査から細かな戦略設定、事後分析までやることは山のようにあります。媒体選びから出演者のキャスティング、配信内容の戦略設計などの重要な項目をミスしてしまうと、PRしたいターゲット層に効果的にアプローチできなかったり、視聴者が獲得できても購買に繋がらないなどのリスクを負うことになります。そのため、専門知識のある社員がいる場合や、既にライブコマースの経験がある場合以外は専門の外部企業に委託するのがおすすめです。
| ライブコマースPRを受託する専門企業が増えているからこそ、どこに依頼したらいいか悩んでしまいますよね。「初めての試みで、まずは様子見したい…」「社員が紹介できるように専門のプロにレクチャーしてほしい…」「将来的には、外部委託せず自社のみで配信したい…」と考える企業向けに、社内レクチャーやインハウスに特化したプランを弊社が業界初の試みでリリースしましたので、ここでは弊社のライブコマースプランについてご紹介させていただきます。 |
弊社ライブコマースプランの特徴
★ライブコマースPRプラン
従来のライブコマースプラン。企業の商品に最適なインフルエンサーを厳選してキャスティングし、ライブコマースを通じて商品をPRするサービスです。自社タレントを含む、数多くのインフルエンサー（順次拡大中）を活用することが可能です。二次利用オプションとしてSNSや店舗(店頭)にて、ライブ配信を見逃したフォロワーに向けた動画のアーカイブ利用も可能です。
★ライブコマースIn-Houseプラン
ライブコマースの経験豊富なコンサルタントが会社内にライブコマース部署を設立し、ライブコマースの運用方法や企画案の作成を支援するトータルサポートプランです。ライブコマースの仕組みを社内に資産として残し、商圏外のお客様へもリーチを目指す企業に最適です。
弊社はフォロワー100万人超や有名雑誌所属のインフルエンサー、企業と親和性が高いインフルエンサーやSNS媒体を選定する分析ツール、ライブコマースに特化した専門コンサルタントを自社保有しているため、一気通貫でのご支援が可能です。数社に依頼する工数や資金の削減になります。
※提携のグループ企業を含みます
さいごに
ここまで、ライブコマースとは何か？などの概要から企業向けの導入方法までを徹底的に解説してきました。ライブコマースを導入するメリットや方法をお分かりいただけたでしょうか？本記事が、自社商品のPR活動の一助となっていただけたら幸いです。
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